【TCG】カードを処分したはなし

家にあった大量のカードを整理しました。今回はその経緯などをまとめるはなしです。

状況

保有している紙のカードは以下のとおり

  • 遊戯王
    大体シンクロ最終盤からペンデュラム開始直前まで。ここ数年レベルでやってない。
  • デュエルマスターズ(以下DM)
    プレイ自体は長いがパックを剥いていたのは革命編から十王編初期ぐらいまで。デッキ構築のためのシングル買いは続けている。デュエパ最高。
  • マジック:ザ・ギャザリング(以下mtg)
    始めたのは霊気紛争から、パックを買っていた範囲は異界月から基本セット2019まで。今はスタンはアリーナだけで、パイオニアのデッキをちょっと持っている程度。
  • ヴァイスシュヴァルツ(以下WS)
    好きなタイトルがあったら好きなキャラクターのカードを各4枚揃えてデッキを組んで満足している。時々対戦することもある。
  • ポケカ
    1年ぐらい前に始めた。ローテーションに対応したデッキ調整はしていないため、身内で遊ぶガバガバカードプールのデッキが4つほどある。

大体10年ぐらい前からやっているのでカードの量自体は結構ある。

なぜ整理するに至ったか

遊戯王はもうやらないと思った

もうここ5年ぐらいはちゃんとプレイしておらず、デッキ調整なんかも全くしていない時期が続いていた。厳密には蠱惑魔ストラク発売直後ぐらいにちょっと対戦したが、すごく不穏な空気になった。しかも最近はマスターデュエルで手軽にできるようになったため、わざわざ対面で紙を使ってやる必要もなくなった。やらない紙のカードを大量に持っていても仕方ないので、これを機に処分しようと思った。

裸で保存していたカードがあった

基本的にはよく使うデッキは個別のデッキケースに、あまり使わないデッキや調整用パーツなんかは大きめのストレージに入れていた。ただ、デッキが増えるにつれ(TCGユーザー以外にはわからないかもしれないが、デッキは自然増殖する)、ストレージに収まらないカードが存在するようになった。そのカード群はストレージを収納している引き出しに直に入れてある状況だった。本当に使わないカードを整理し、せめてすべてのカードがストレージには収まっている状態にしたかった。

単純にモノを減らしたかった

今は実家ぐらしだが、最近一人暮らしを検討していた(両親との兼ね合いですぐには実現しないこととなった)ので、いずれ来る引っ越しのタイミングに向けて徐々にものを減らしていこうと考えていた。別に引っ越し直前に必要ないものをまとめて捨てることはできるのだろうが、時間が取れるタイミングで行えば残す残さないの判断や処分する方法も適切に選択できるだろうということで、早い時期から着手して長い時間をかけて対応していこうと考えた。その第一回戦がTCGである。

処遇を考える

整理する範囲を決める

  • 遊戯王
    基本的にはすべて処分するが、残したいと強く思ったものは一旦残すこととした。とはいえ数は大きく減らしたいので、残す量を20cm幅のストレージと定め、そこに収まらないものは処分することした。

  • DM
    デッキは基本的に残すが、動かし方が気に食わない、または最近全く使ってないデッキは崩して処分する。デッキ以外の調整パーツは基本的には処分するが、汎用性が高くデュエパーティでお呼びがかかるかもと思えたものは1枚のみ残す。

  • mtg
    今使っているデッキとその調整用に購入したパーツ、基本土地は残す。それ以外は処分する。

  • WS
    必要なカードのみを購入しているので全部残す。

  • ポケカ
    不要なカードはまあ多少あるが大した枚数もないので今回は一旦見送り。

処分方法を考える

すべてのカードに言えることだが、コレクション目的で購入してはいないので基本的に状態がよくない。なので多くのカードは値段がつかないだろうから、そのまま可燃ごみにしてしまってもよいのだが、一時は情熱を注いだコンテンツに対する扱いとしてそれはちょっとしのびないと思った。多少手間だが買取に出すことに。
近所にカードショップはあることにはあるが、リサイクルショップに毛の生えたようなお店なので、おそらく個別査定ではなくcm買取(紙をまとめた高さを計測してそれに応じた金額で買取)になるだろうし、レアとノーマルを分別する必要がある。そして遊戯王のカードは基本的にデッキの形になっているのでスリーブに入った状態なので、それも全て外さなくてはいけない。その手間をかけるならもうちょっとちゃんとしたところに出してもいいなと考えた。
そこで目をつけたのがカーナベルだ。他通販と比較してもけっこう売値が高いが、品揃えがかなりよく個別の注文の手間を考えればまあ目をつむってもいいかという気持ちでDMの通販に利用している。ネット買取に対応しており、まとめて送っても個別査定してくれるらしいということは知っていたので調べてみたところ、DM・遊戯王mtgのすべての買取に対応していて、しかも混載していいらしい。これは結構楽ではないかということで利用してみることに。
ただ念のため、mtgについては通販最大手である晴れる屋と買取金額を比較してみた。すると、買取値段が倍ぐらいになるカードが散見されたのでさすがにこれは手間をかける価値がありそうだったので、mtgは晴れる屋に、それ以外はカーナベルに買取に送りつけることに。

処分する

mtg

mtgは車で1時間ちょっと走ったところに晴れる屋の店舗があったので直接持ち込むことに。別の私用をこなすために有給を取っていた日があったので、開店直後の13時すぎを狙ってお店に。リュックサックパンパンに詰めたカードをいざカウンターに乗せると、店員さんがちょっと狼狽えていた。様子を伺うに、あまり経験のないスタッフだったよう。預ける際に日を跨ぐだろうという話をいただいたので電話番号をお伝えして退散。帰ってゆっくりしていること数時間後に入電、査定が終わったとのこと。思った以上に早かった。退勤時間の混雑時間を避けて、再び1時間かけて店舗へ。査定結果の説明を聞いて署名した後、買取金額を受け取ることに。25000円ぐらいになった。
ちゃんと明細が出るのはよき

思ったより値段がついたことに驚き。状態による減額を受けているカードも多かったがそれでもこの値段になったので、適当に処分しないで正解だった。あとは収納していたプラケースごと持ち込んだんだが、空いたケースは向こうで処分してもらえるというのが地味に嬉しかった。まあまあ嵩張るので捨てるのも若干手間だったので。

遊戯王/DM

仮査定

カーナベルのまとめ買取は事前に値段のつきそうなカードの写真を送って、その金額が3000円を超えて初めて本査定のためにカードを送ることができるらしい。現在の遊戯王の買取金額なんて全くわからないので、なんとなく値段がつきそうなカードを適当に見繕い、写真を取ってWebページにアップロードする。
5500円ぐらいだった

ちなみにiPhone13で撮影したこの写真、トリミングする前の元サイズでアップロードしたところ担当者からメールが来て、正常にアップロードできていなかったらしい旨連絡できていなかったのでメールに添付して返送する対応をしてもらった。この画像サイズ問題はのちに行った身分証の写真登録でも発生した。都度画像をトリミングするのは流石にだるいので、ここは直してほしい。

梱包

梱包キットの発送を依頼した翌日、梱包キットが到着。ページ内で約3500枚梱包可能とされていた梱包キット中を選択していたが、思ったより小さい。梱包材込で崩れないような梱包したらこんなに入んないんじゃないかな。梱包材もそこそこの大きさのプチプチが2枚のみだったので普通に自宅にロールで在庫があるプチプチも使用して梱包を行った。


底面にプチプチを敷いて、左下の角を覆うように立ち上げ、角に這わせるようにカードを詰めていく。写真奥のほうを持ち上げて、手前側にカードが寄るようにしながら梱包を行った。ちなみに査定に要する時間軽減のため、カードの向きを揃えてほしいと書かれていたのでそうしている。このままだと普通に崩れるので、列ごとに梱包材挟むのが多分正解だった。そうするとなおさら梱包材足らんが。


梱包終了したらこんな感じ。ゾンビトークンはサイズの参考。付属してたテープで封をする。テープはいっぱい入っていたのでガチガチに固定しておいた。プチプチとテープの量逆じゃない? 着払いのゆうパック伝票が添付されているのでそれを貼り付け、郵便局へ。紙が詰まっている箱は大層重い。

出荷翌日、査定終了予定日の連絡が。2週間半ぐらいかかるらしい。枚数が枚数だけに仕方ないとは思うが、結構待たされるなという印象。

待つこと10日ほど、査定終了予定日より早く査定完了の連絡が来た。

買取金額が一定金額を超えるごとにボーナス金額が付与されるらしい。また、規定金額を超えたため送料負担もなくなった。高額なレアカードなんてほぼほぼないと思っていたが、枚数もあってか想像以上の値段はついたと感じた。ただ、これは査定に出す前からわかっていたことではあるが、やはり個別の明細がつかないのはやはり若干不満ではある。100円以上の値がついたものだけでもリスト化されていれば納得感はあるのに。それに個別のキャンセルもできず、返送分の負担もあるのでユーザー側としてはキャンセルはすごくしにくい。まあキャンセル頻度が高いと工数ばかりかかってしまうのでそれを見越した設定なのだろう。 受け取りは銀行振り込みと現金書留、それかポイント受け取りが選べるらしい。ポイント受け取りだとさらにボーナスがつくらしいが、そんなにもらったところで使う予定もないので銀行振り込みにした。即時反映なのはうれしい。

処分を終えて

思ったより値段はついた

正直ゴミになるよりはマシぐらいの気持ちで買取に出していたが、計6万円弱とけっこうな値段になったなという印象。もちろん投資額はまったく回収できていないだろうが、十分減価償却は完了しているだろう。

手間は多い

だいたい半日がかりぐらいで整理することになった。特にスリーブからカードを出すのがとても面倒くさい。晴れる屋は特に指定はなかったが、カーナベルは可能な限りスリーブを外してほしいとのことだったので、ひたすらスリーブを外す手間が発生した。もし次があるならスリーブごと送り付けてもいいというショップを探そうと思う程度には厄介な時間だった。 梱包自体もそれなりの時間を要した。ただこれは不慣れだったという面も大きく、次やる際にはそこまで時間がかからないだろうとは思う。そもそも次があったとしてもこの規模にはならないだろうが。

梱包キットのサイズ選択を誤った

今回中サイズの梱包キットを注文したが、どうやってもすべてのカードは収まりきらなかった。そのため、状態の悪いカードや絶対に値段がつかないであろうカードはしょうがないのでそのまま燃えるゴミとして処分することとなった。どうせ一定金額を超えてしまえば送料は無料になるので、過剰なサイズだとしても梱包キット大を選択すればよかった。

心理的抵抗はそれなりにあった

やはりかつては夢中になって遊んだだけに、スリーブを外す作業をしながらも『これは処分しなくてもいいのでは?』と思ってしまうことが多々あった。これで手放してしまったら二度とこのコンテンツには触れることはないだろうことは容易に想像がついたので、今生の別れだと思うと寂しさも感じれられた。

一方で、仮に本当に再び熱が上がったとすれば、多少無駄金にはなってしまっても買い戻すことはできる。それなら別に一度手放してしまってもいいんじゃないかと自分を納得させて気持ちを切り替えて今回の作業は完了した。おそらくその時はこないだろうし。

容量を決めるということ

今回遊戯王の処分範囲を決めるにあたり、『このストレージに収まる範囲』という明確な基準を持って行ったが、この考えは今後の管理にも活用できるなと思う。そもそも決められたストレージに収まらない量はカードを購入しない、もし超えてしまうことがあればその時点で処分するということを徹底すればいい付き合い方が出来そうだ。今後はそんなに爆発的にカードが増えることもないだろうし。

他のものについても考えなくてはならない

今回TCG類を整理したことで、改めて他の趣味グッズについても目を向けなくてはいけないということを実感した。具体的には漫画、ラノベ、CD、ゲームなどが挙げられる。これらについてはすぐにどうこうするつもりはないが、いずれは処分しなくてはいけないタイミングがくるということは覚悟しておかないといけない。