MTGA初心者向け キーワード能力について

各クリーチャーが持っているキーワード能力についての解説。 チュートリアルは終わったよぐらいの人が対象。

飛行/到達

飛行

飛行を持たないクリーチャーにはブロックされない。青や白に多い。
緑には飛行を持つクリーチャーを除去するカードも存在する。
ブロックされにくいのが特徴なので、相手に戦闘ダメージを与えた場合に効果が発動するカードと相性がいい。

到達

飛んでないけど飛行をブロックできる。蜘蛛がもっていることが多い能力。
強いクリーチャーが持ってると嬉しいけどわざわざ選んで使うほどの能力ではない。

接死/トランプル

致死ダメージについて

クリーチャー同士が戦闘を行う場合、クリーチャーのタフネス分のダメージを負うとそのクリーチャーは死亡する。この記事ではこれを致死ダメージを与えると表現する。

たとえば上の2体のクリーチャーがバトルすると、左のサイが右の壁のタフネスを上回るダメージを受けるので、壁が死亡する。

複数体のクリーチャーにブロックされた場合、ブロックされたクリーチャーに対してダメージを与える順番を決める。その順にダメージを与えていき、致死ダメージを与えたら次のクリーチャーにダメージを与える。
サイに対して壁2体でブロックされた場合、壁1に3ダメージ、壁2に1ダメージを与え、壁1のみ死亡する。壁それぞれに2ダメージを与えるような割り振り方はできない。

接死

相手のタフネスによらず、致死ダメージが1点になる。黒や緑に多い。

左のサソリを右の恐竜がブロックした場合、サソリのパワーは恐竜のタフネスに届かないが恐竜は破壊される。

サソリを壁4体でブロックした場合、サソリが致死ダメージ1点を壁3体に与え、壁3体を戦闘破壊できる。
複数体でのブロックを強要させる威迫と相性がいい。

トランプル

トランプルを持つクリーチャーがブロックされた場合、致死ダメージを超えたダメージを相手のライフに与える。緑、赤に多い。

左のワームを右の壁でブロックした場合、ワームのパワーから壁のタフネスを引いた2点が相手のライフへのダメージになる。もしダメージを受けたくないのなら、壁を2体用意しなくてはいけない。

接死とトランプルが両立する場合


このワームを対象に焼印刃を発動して接死を付与した状態で壁2体がブロックした場合、相手はダメージを受けるだろうか?
正解は『3ダメージを受ける』になる。壁2体にそれぞれ1点のダメージを与え、超過ダメージの3点が相手のライフへと渡る。

先制攻撃/二段攻撃

戦闘フェイズの説明

MTGにおける戦闘は以下の流れで行う。

攻撃するクリーチャーを選択する

ブロックするクリーチャーを選択する

先制ダメージの処理を行う

通常ダメージの処理を行う

各矢印のタイミングでインスタント呪文や起動効果の発動を行うことができる。

先制攻撃

相手に対して、先制ダメージタイミングでダメージを与えられる。白や赤に多い。

この犬と人間が戦闘を行う場合、まず先制攻撃を持つ犬が先制ダメージの処理タイミングで人間にダメージを与える。これで人間は致死ダメージを受けたため、破壊される。その後通常ダメージの処理を行うが、人間は既に死んでいるため、犬にダメージを与えることはできない。結果、犬が一方的に人間に勝つ。
特性上、接死に対して強く、また接死/威迫と相性がいい。

二段攻撃

戦闘を行う際、先制ダメージのタイミングと通常ダメージのタイミングの2回、ダメージを与える。白や赤に多い。

先制攻撃の純粋な強化版で、先程の犬の例と同様、相手がタフネス1であれば一方的に戦闘に勝てる。
ブロックされなかった場合は相手にパワーの倍のダメージを与えられるため、パワーを上げるカードとの相性がいい。

威迫

威迫を持つクリーチャーは2体以上でしかブロックできない。黒と赤に多い。
飛行同様、ブロックされにくい性質上、ダメージを与えたときに効果が発動するカードと相性がいい。

警戒

攻撃する際に、タップせずに戦闘に参加できる。白に多い。
殴ったターンの次のターンもブロックに参加できる。

絆魂

与えたダメージ分、体力を回復する。白と黒に多い。
その戦闘で体力がマイナスになる場合でも、ブロックに参加した絆魂クリーチャーの回復分で体力が1以上になるならその戦闘では敗北にならない。

瞬速

このカードをインスタントタイミングで唱えられる。どの色にもある程度存在するが、青と白が多い印象。

除去効果を持つエンチャントを相手ターンに唱えることで相手の妨害をしたり、攻撃してきたクリーチャーに対して瞬速でクリーチャーを出してブロックするなどの運用が可能。

呪禁

遊戯王的にいうと、「相手の効果の対象にならない」が近い。青や緑に多い。
対象を取る除去呪文に対応して呪禁を付与すると除去を無効にできる点が遊戯王との異なる点。

破壊不能

その名の通り破壊されない。
効果でも致死ダメージを受けた場合でも破壊されない。
ただし、マイナス修正によってタフネスが0以下になるとルールによって死亡する。

プロテクション

プロテクション(対象)という形で表記される。対象のカードからはダメージを受けず、ブロックされず、対象にならない。

プロテクションの対象は色であったり種族であったりなど多様。プロテクション(インスタント)なんていうものも存在する。