【iM@s】メメントコミュと徳川まつり

徳川まつりさん、誕生日おめでとうございます!
ミリシタでメメントイベが始まりましたね。上位報酬美也、累計報酬まつりということで、そこまで頑張るつもりはないんだけど、イベコミュが大層おもしろい。まだ途中までしか読めてないけど、せっかくの誕生日なので現時点での感想とかを書くやつやる。
イベント終了、お疲れさまでした!エピローグまで読んだ感想を追記しました。

曲について

今回のイベント曲、メメント?モメント♪ルルルルル☆はまつり、美也、未来の3人ユニット タウラスの曲としてLTF3に収録された曲。
ちなみにぼく牡牛座です。他意はないです。
どうでもいいけどGoogle IME、たうらすって打つとと牡牛座って変換するの賢さがすぎるな。
詞のテーマはなんと記憶喪失。その割に曲調があまりにも明るい。記憶喪失によって発生した既知のコンテンツとの新たな出会いを存分に満喫しているという内容。そのくせ最後の最後で"君"っていうワードが飛び出してきたり、自分の名前すら思い出せていないことが露呈したりと盛りだくさんな曲。最後のCall my name!Please!のとこは記憶喪失にかこつけて名前を呼んでもらおうとしてるんじゃないの?っていう考察を以前見かけて面白いなと思った。あと歌詞の中にそれぞれのソロ曲のタイトルが仕込まれてるような遊び心もある。歌詞についてはもっと掘り下げれば新たな発見があるかもしれないね。
で、肝心の曲なんですけど、ミリシタに入ってほしくない曲筆頭だった。これについては去年のGWぐらいから知り合いのオタクに言ってたんですけど、これ曲合わせで譜面作られるとやばい譜面が出来上がる要素しかないんだよこれ。
まず曲が速い。音ゲーにおいて、はやさisパワーなのは聡明な読者各位にはご理解いただけていることかと思う。実際、ミリシタで長らく最強と謳われていたロコ曲はBPM210である。これは人類に最適であるとされるBPM180[要出典]を2割も上回っている。で、この曲がどれほど速いかというと、なんとBPM227。これがどれぐらいの数字かというと、同社が開発しているアーケードゲー太鼓の達人にてこちらも長らく最強と謳われていた楽曲、きたさいたま2000がBPM222。BMSで有名なFREEDOM DIVE↓も同値(222.2)。別に楽曲としてあってもいいけど、音ゲーしたくない速さなのは間違いない。
で、さらに厄介なのがこの曲割とリズムが変わるんですよ。まあサビは素直。Aメロもまだそこまでではない。Bメロ、一気にブレーキがかかる。速い曲でリズム難ってもう完璧に地雷じゃん。
そしてなにより一番恐ろしいのはサビからAメロ始まる前までの間。長さにしておよそ20秒弱ぐらいかな?この間、ずーっと上のほうでピロピロピロピロ鳴ってんのよ。多分16分で。BPM227の16分で。しかも終わり際に24分も挟まるのよ。これこの音叩かされるの地獄でしょ。
結果実装された譜面が案の定Lv19で通常曲最強タイ。懸念してたほどのピロピロ合わせこそないものの、速度変化はあるわ変なフリック連打はあるわでそれなりに地獄。16分にロング絡ませてくる。ちゃっかり24分5連符(4だったかも)もある。キャラゲーでやらせる難易度ではない。まあぼく2回めでフルコンしましたけどね(マウント)
散々言ってはいるけれど、これはあくまで音ゲー曲としてしんどいってだけで曲自体はかなりすき。比較的あたりの多いLTF曲の中でも上位にくるぐらいにはすきかな。楽しい曲だし、テンポの速い曲の中で美也の声がアクセントになってるのがまたいい。随所で挟まる「でへへ~」とかのセリフもいいよね、

コミュについて

冒頭からいきなりネタバレをすると、今回のコミュはまつりが記憶喪失になる話。
え、マジ?
マジなんだよなぁ
まさかこんな内容ぶっこんでくるとは思わなかった。他のLTF曲のイベコミュまだ読んでないんだけどこんな感じなの?

第1話

地球に衝突した隕石によってまつりが記憶喪失になるというミリオンらしいぶっ飛んだ導入。
このコミュにおいて一番重要なのはまつりの口から「マシュマロが苦手」だということが明言されたこと。状況証拠はいくらでもあったけれど、本人からこういう形で明かされるとは想像していなかった。もしかして今回のイベントコミュをやるために前回のSSRまつりがデザインされていた?
あとは歌詞の冒頭の「これってあれじゃない?あれってなんだったけ?ひょっとしたら記憶喪失?」の部分が自然にコミュに組み込まれてたのがよかった。だいぶ未来のアホが透けたけど

第2話

まつりが家や学校のことは覚えており、アイドル活動に関することのみ忘れていること、幼いころからアイドルになることが夢であったということが語られる。
話のバックボーンを語るための回としての役割なんだろうけど、重要なのはまつりの記憶はアイドル活動に関することのみってことかな。まつりのマシュマロを苦手なことを隠したいっていう意思はアイドルになることと深く紐付いてるってことが明かされたことになる。まつりの中でのアイドル像として、「ふわふわ」で「きゅーと」なものが好きっていうのが確立されているから、差し入れを断る程度には苦手でもプロフィールに好きなものとして書いた説が濃厚なのかな。そうするとウミウシにもなにか隠されている?
幼いころからアイドルに憧れて、そして今独自のキャラクターでアイドルとして活動しているという点において、実はウサミンとキャラ背景が似ているんじゃないかという疑惑が出てきた。あっちはボロボロでいろいろ露呈してるし、下積みの長さが段違いなんだろうけど。まつりがアイドルを目指すきっかけになった出来事とか、存在とかについても語られることがあるといいよな。

第3話

ユニットの3人と、海美・環が一緒にレッスンするシーンが描かれている。他のアイドルの前でも記憶喪失であることを隠そうとはせず、自然体ですごせるよう周知した様子。普段より話すトーンが幾分か低いまつりに対して環はあまり抵抗は覚えなかったみたいだけど、他の低年齢組がどういうリアクションを取るのかちょっと気になる。星梨花とか桃子とか。
アイドルとしての記憶が失っていても、レッスン内容の習得は早いまつり。これは「記憶は失われても体は覚えている」という描写なのか、それとも「まつりが生来天才肌なので、そこまで時間をかけずとも習得できる」という描写なのか。今までもサッカーだったり野球だったり、割と万能にこなす一面が描かれてはいたのでここ自体を切り取ると特別不思議ではない。ただ、今までも影でかなりの努力をしている努力家であること、記憶がない中でまつり自身が自身の習熟度の高さに違和感を覚えないところを見るに、アイドルとして活動を始める前からアイドルになれるようひたすら努力を積み重ねていたか、そもそもアイドルということに限らず普段から何事にも努力してきた人間だったかのどっちかになるのかなと。だったらいいなと。
そしてコミュ後半で美也が「今回の公演のテーマを『記憶喪失』にしよう」ということを言い出す。まつりが記憶喪失も楽しめればいいという、今のまつりにも普段のまつりにも配慮しての提案らしいが、割りかしサイコ感あるよね。プロデューサーの言うまつりの記憶が戻ってからじゃないと採用できないというのは至極真っ当だと思う。

第4話

劇場のメンバー全員に会ったけれども、記憶が戻らないことに思い悩む面々。「エミリーと朋花に会ってもダメだった」という言及があったが、PBAの選抜メンバーとエタハモにて同じユニットメンバーであり、シャルシャロとしてデュオを組んだエミリーと並び立つレベルに朋花が位置しているということが暗に語られたのはよき。ともまつ勢歓喜
記憶を戻すための方法を模索する中、プロデューサーが前のまつりがどういう人間だったかを教えるのはどうかと提案する。その中で、「まつりはみんなのお姫様」だという言葉が出てくる。思えば、まつりは周りのことがよく見えているのでフォローに回る(≠裏方に回る まつりの本意はみんなが表に出ること)場面が多く、そもそも弱味を見せること自体が少ないので、あまり周りの人間がまつりのために動くというような描写は非常に少なかったように思う。そんなまつりが記憶喪失になり、自身が姫であることを忘れた状態になった今回のコミュで、みんながまつりのために尽くしてくれる、まさにお姫様のような立場になっているのが面白いなと思った。
そしてこのコミュの最後のまつりの「なんだか、会ってみたくなっちゃった。お姫様なわたしに」っていうセリフ。めっちゃすき。

第5話

冒頭同様、昴たちが野球をしているところにふたたびまつりが通りかかる。昴がホームランを打つと同時に再び隕石?が!どうして?再び気を失うまつり。そして意識を取り戻すと、いつものまつり姫に戻っていた。
まあ限られた話数で着地させなくちゃいけないから、ここからは風呂敷畳みフェイズってことなんだろうな。記憶が戻っても、記憶を失っている間の記憶はなくなってるっぽいね。今きみは、きみが会ってみたいと思ったお姫様そのものなんだぞって。

第6話

ライブ当日のステージでの話。どうやら当日まで記憶喪失になったことはまつりに語られなかった模様。でも隕石と野球ボールが関与していることは知ってる様子?記憶が戻った状況のことを言っているだけなのかな?
やっぱり話をまとめなくちゃいけない都合上、1-4話と比べると5-6話はちょっと薄味になっちゃうよねー。エンディングコミュがどうなるかたのしみ。

エピローグ

イベントが無事終わり、記憶が失われていた時期のことを美也たちから説明されるも、それを信用できないまつり。その根源は、自分がマシュマロを苦手だと言ったというところだという。でも、記憶喪失だったときのまつりも楽しそうであったこと、不思議ではあるが貴重な体験だったよねということで、美咲さんの入れてくれたマシュマロ入りココアでのティータイムへ...という形で今回のイベントコミュは終わり。
アイドルであるために自分の理想像を作り上げるよう努力を続けてきたからこそ、自分がマシュマロを苦手だと公言したことが本当に信じられなかったんだろうな。「最後まで貫き通せば、それはウソじゃなくて本当になるのです」っていう発言からもわかるとおり、まつりはこの理想に対してかなりの覚悟を持ってアイドル活動をしているわけで。仮に周りから「マシュマロ苦手なんじゃないか?」と疑われようとも、自ら決して認めることはしないだろうという強い意思があるからこそ、例え劇場で苦楽を共にした仲間から説明を受けたとしても受け入れることが出来なかったんじゃないかなって。
そして「記憶喪失中のまつりも楽しそうだった」という言葉が最高に嬉しかったなという気持ち。アイドルを志す前のまつり(だと解釈している。物理的な時系列的に、ではなく気持ちの時系列的な話で)が、相当な覚悟を持って踏み込んで、努力する姿すら人に見せないような過ごし方をしてきた結果たどり着いた現在のまつりの状況を、「楽しい」と感じているっていうことで。アイドルとして完璧に理想像を演じようとしているまつりが楽しそうに見えるのはまつりがアイドルの理想像として「アイドル活動を楽しいと感じている」と考えているから生まれた「アイドル像」ではなく、等身大の「徳川まつり像」なんだなって思えたので最高でした。

総括

いつもは周りのフォローに回ることの多い徳川まつりが主軸となったイベントコミュで最高でしたね!その分未来が狂言回し感あったけど。
アイドルじゃない(これもどこか語弊がある気がする。適切な言葉が思い浮かばない)徳川まつりを描くことで、アイドル徳川まつりという存在がより色濃く縁取られたような、そんなコミュでした。正直ふわふわした状態で着地してしまった感は否めないけれど、そもそもが不思議な体験をしたっていうコンセプトだったので、全てに対してちゃんとした理由が語られないのまあ一つの結末なんじゃないでしょうか。
本当に楽しかった。久々にミリシタでコミュを読みすすめることをモチベーションにイベントをプレイした気がする。その分後半はペース落ちまくって、ギリギリ3万Ptとかになってしまった。
PSTカードの特訓コミュ読んだらまた追記するかも!

追記:PSTまつり覚醒コミュについて

覚醒コミュを読みました。
ウミウシも苦手、というか元々すきではなかったという事実がしれっと提示されましたね。そもそも覚醒前美也のカードにウミウシを前に難しい顔をしたまつりが写ってたんですね、気づかなかった。
結局、好きなものとしてあげている2つとも、アイドルを始める前からすきだったというものではなかったということになるのかな? ウミウシについては今も苦手なのかは不明だけれど。マシュマロについて「ふわふわできゅーと」というアイドル像を重ねていたのであれば、ウミウシについても徳川まつりの中にある理想のアイドル像と重なるところがあるんじゃないかな(もしかしてすでに語られている?)。例えば、「ウミウシのような多くの色を持つアイドル」とか。まつり姫ってかなりスポーツ万能なイメージがあるけれど、「ふわふわきゅーと」のイメージとはそぐわないというか。しかもそれが影の努力によって実現されているということを考えると、確固たる意思を以って臨んでいるはず。それは、まつりの中のアイドル像に「かわいいだけでない、いろいろな魅力を持っている」という項目が含まれているから、とか。ウミウシは頑張ってその色を手に入れるわけではなく、生まれながらにしてその色を持つから、まつり姫は努力を人に見せない、とか。ウミウシに対する理解がないからこの程度しか思いつかないけど、もっと深い意味合いがあるのかもしれない。
そして、「好きなもの」としてあげているものがどちらも姫でない徳川まつりが苦手としているものであるっていうことについて。もしかしたら、徳川まつりは高い理想を持っているがゆえに、自分がアイドルになれる自信がないんじゃないかなって。だから、自分とは違う、自分の理想とするアイドル像を構築するために、あえて自分の苦手なものをすきだということにして、理想のアイドル≠自分を演じるようにしてるんじゃないかなっていうのを下記ツイートを見て思いつきました。


まあそもそもあのプロフィールがいつ作成されたかなんて語られていないし、アイドル始めて間もないころにウミウシと出会って、そこでなんらかの出来事があってウミウシすきになったってことも考えられるんですけどね!