【TCG】Xセイバーでどうしても先行全ハンデスしたかったはなし【マスターデュエル】

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さて、本日はバロネスの追加によって完成と相成りました、私のおすすめデッキを紹介したく存じます。
紹介するデッキは、【先行ハンデス特化X-セイバー】です。
ハンデス+先行制圧により、相手を爆発させて勝つデッキになります。フォルトロールループを使ったハンデスをどれだけ先行で決めにいけるかを追求しました。
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コンセプト

このデッキの売りはなにより先行で全ハンデスができるかもしれないというところです。
最終目標は全ハンデス+制圧盤面を作ることになりますが、マスターデュエルでは全ハンデスが成功した時点で相手が爆発してくれることが多いので、制圧盤面を作らなくても勝てるという点もいいところです。全ハンデスはおろか、2ハンデスしたぐらいで諦めてくれる相手もそこそこいるのでマスターデュエルという形式と相性がいいです。
そもそもコンセプトの時点でお祈りドローを繰り返して最終到達点を目指すという形になっているため、回す上でアドリブが必要になるというのがおもしろポイントです。ソリティアが楽しいというのは遊戯王というゲームにおいて非常に重要。
逆にこのデッキの弱みは、妨害に対して強くないことと、後攻を取った場合はマジでやることがないこと。前者についてはシンクロ系の展開デッキ共通の弱点ですが、あらゆる手札誘発が刺さります。うらら、増Gについては多少耐性がありますが、それ以外は無理です。後攻を取った場合については、最終盤面の火力自体は十分でますが、盤面に触れるカードが皆無なので基本返しきれません。諦めてください。後攻はプレミです。

デッキリスト

メインデッキ 42
《XX-セイバー レイジグラ》 2
《ブンボーグ001》 1
《ジェット・シンクロン》 1
《カラクリ蝦蟇 四六弐四》 3
《鉄獣戦線 ナーベル》 1
《幻獣機オライオン》 2
《鉄獣戦線 ケラス》 1
《X-セイバー エアベルン》 3
《ブンボーグ003》 3
《レスキューキャット》 3
《XX-セイバー ボガーナイト》 1
《鉄獣戦線 フラクトール》 3
《XX-セイバー フォルトロール》 3
《成金ゴブリン》 3
《おろかな埋葬》 1
《ワン・フォー・ワン》 1
《ガトムズの非常招集》 3
《EMポップアップ》 3
《炎舞-「天キ」》 2
《墓穴の指名者》 2

EXデッキ 15
《氷獄龍 トリシューラ》 1
《フォーミュラ・シンクロン》 1
《武力の軍奏》 1
《水晶機巧-クオンダム》 1
《TG ハイパー・ライブラリアン》 1
《カラクリ将軍 無零》 1
《カラクリ大将軍 無零怒》 1
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》 1
《XX-セイバー ガトムズ》 1
《浮鵺城》 1
《フルール・ド・バロネス》 1
《真竜皇V.F.D.》 1
《転生炎獣アルミラージ》 1
《水晶機巧-ハリファイバー》 1
《幻獣機アウローラドン》 1

デッキの動き

このデッキのおおよその流れは、
・ハリファイバーを着地させる
・ライブラリアン + ガトムズを着地させる
・引いた手札でどこまでいけるかトライする
の三段階です。

初動

まずはハリファイバーを着地、その前に。
天キ、あるいはフラクトールがいる場合はこれらを消費してうららチェックを行います。鉄獣戦線デッキであればフラクトールに妨害を当てないと大惨事になるため、持ってるならまず間違いなく踏んでくれます。

うららチェックが終わったら、ハリファイバーを着地させます。このデッキでハリファイバーを着地させる手段は以下の通り。
・ブンボーグ003
手札に003があり、デッキに001が残っていることが条件です。001が墓地に落ちてくれるため、後のハリラドン展開でジェットロンを墓地に送ることができる点が他展開に勝ります。
・レスキューキャット
レスキューキャット効果でエアベルン2体でハリファイバーを作ります。単体で非常招集の条件を満たせる点が他展開に勝ります。
・ボガーナイト+エアベル
初動が手札2枚になってしまう点が上記2展開に劣ります。ボガーが天キでサーチできるという点は勝りますが、天キは他にも使い道があるので優先度は低いです。
・チューナー通常召喚(以下NSと表記)+ケラス特殊召喚(以下SSと表記)
手札要求が3枚になる点、後に使いたいケラスの効果を消費してしまう点で上記展開に劣ります。これ以降の展開パターンはいずれも苦肉の策です。
・NS+ワンフォーワン
上記同様、手札要求3枚になります。ジェットロンを墓地に送ることができる、レベル1はチューナー、非チューナーどちらも採用しているので、NSするモンスターに依存しないという点が優秀ですが、できれば後の展開で使いたいカードです。
・ジェット・シンクロン
ジェットロンNS→アルミラージSS→ジェットロン効果で自身SSでハリファイバーにアクセスします。初動1枚+不特定の1枚で動けるという点は優秀ですが、ジェットロンの効果は後に使いたいのでできればやりたくない展開手段です。

ライブラリアン + ガトムズ着地

ハリファイバー1枚から5枚(6枚)ドローしながらライブラリアン+ガトムズの盤面にします。ここでのドローがこの先の未来を決定づけるため、気持ちを込めながらプレイすることが最重要となります。決して作業だと思って展開に臨まないように。

展開ルートは以下の通り。赤字はそこまでのドロー枚数
1.ハリファイバー効果で001SS、001が墓地にいる場合はジェットロンSS
2.ハリファイバー+001でアウローラドンSS
3.ラドンSS時の効果でトークン3体SS、これに誘発して墓地の001SS
4.ラドン効果で自身とトークンをリリースし、デッキからオライオンSS
5.オライオン+トークンでライブラリアンSS、オライオン効果でトークンSS
6.001+トークンでクオンダムSS (1)
7.クオンダム+トークンで無零SS、無零効果で四六弐四SS (2)
8.無零+四六弐四で無零怒SS、無零怒効果で四六弐四SS (3)
9.四六弐四効果で無零怒の表示形式変更、無零怒効果でドロー (4)
10.無零怒+四六弐四でガトムズSS (5)

9.の段階でケラスを特殊召喚できる場合、ケラスSSからケラス+四六弐四で武力をSSし、効果で四六弐四を蘇生することでドロー枚数を1枚増やすことができます。が、後の展開によっては良し悪しあります。

フォルトロールループを目指す

あとは引いた手札でフォルトロールの無限ループを使ってガトムズによる全ハンデスを目指します。
必要な盤面は
1.場にガトムズ + Xセイバー1体
2.フォルトロールが手札に最低1枚、墓地と併せて計2枚
3.墓地or場にレイジグラ

です。これが揃っていれば、全ハンデスできます。場にガトムズ+ベルンの状態からスタートしたとすると以下のようなルートになります。
1.手札のAフォルトをSS
2.Aフォルト効果でレイジSS、効果でBフォルトを回収
3.レイジ、Aフォルトをリリースして2ハンデス
4.BフォルトSS
5.Bフォルト効果でレイジSS、効果でAフォルト回収
6.レイジ、Bフォルトをリリースして2ハンデス
1.に戻る
これを相手のハンドが続く限り繰り返すことができます。1SSにつき1ハンデスなので、相手が増Gを切った場合はデッキ切れまで無限に繰り返すという勝ちプランも産まれます。

フォルトロールループを決めるための条件をどう満たしていくかがこのデッキの要であり、課題となります。一番のネックはフォルトロールです。なぜかXセイバーには即時発動できるサーチカードが存在せず、地属性Lv6戦士族というなんともサポートを受けにくいステータスをしているため、基本的にはドローによって手札に引き入れるしかありません。また、おろかな埋葬はこのデッキで唯一フォルトロールにアクセスすることができるカードなので、最優先で墓地に送ります。
次にレイジグラですが、これについてはワンフォーワン、天キ、フラクトールでアクセスできるため、比較的用意しやすい部類になります。天キとフラクトールでレイジグラにアクセスできるため、うららチェックが他のカードでできる場合、あるいは墓穴を持っているためチェックが不要な場合は天キ、フラクトール共に温存するほうがよいです。ただし、最優先はフォルトロールを引き入れることなため、ドロー前にデッキを薄くできるのであれば優先して使うなど、柔軟なプレイが求められます。
最後に盤面にもう一体のXセイバーをどう用意するかですが、これは非常招集、武力、ワンフォーワンによって達成します。非常招集はわかりやすいですね、2体用意できてしまえばOKです。2体用意できない場合は武力をSSして効果でエアベルンを吊り上げることで達成します。武力はケラス、ジェットロンをそれぞれ自身の効果でSSすることでシンクロすることができます。

フォルトロールループを完遂したら

相手のハンドを削り切ったら、制圧盤面の構築にかかります。
ライブラリアン、ガトムズ、エアベルンの盤面からスタートした場合の想定の展開ルートを以下に記載します。
1.ループ手順6.まで実行する
2.手札のAフォルトをSS
3.ガトムズ自身をリリースしてハンデス(5枚目)
4.Aフォルト効果でレイジSS、レイジ効果でBフォルトSS
5.BフォルトSS
6.Aフォルト+レイジ+ベルンでバロネスSS
7.BフォルトでベルンSS
8-A.ベルン+フォルトで浮鵺城SS、効果でガトムズ蘇生、1ドロー
9-A.ガトムズと浮鵺城でVFD
最終盤面 バロネス+VFD+ライブラリアン
8-B.ベルン+ライブラリアンでサベージSS
9-B.サベージ効果でラドン装備
最終盤面 バロネス+サベージ+フォルトロール
Aプランの場合、ベルンか武力が盤面にいればバロネスVFDサベージというさいつよ盤面になるため、基本的にはAプランを目指すことが多いです。また、ガトムズ効果で自身をリリースして、浮鵺城で吊り上げるという動きはループできなかった場合にハンデス枚数を上乗せできるほか、無限泡影を喰らった場合のリカバリ手段にもなりうるためかなり便利です。

各種採用枚数について

《XX-セイバー フォルトロール
サーチ手段がなく、2枚は引いてこなくてはいけないため3枚確定です。

《XX-セイバー レイジグラ》
こちらも展開に必須の札ですが、展開自体には1枚要求であり、天キ、ワンフォーワン、フラクトールとアクセス手段自体は豊富なため枚数は減らしました。ただ1枚まで減らすとレイジグラにたどり着けないことが体感かなり増えたので妥協の2枚です。

《X-セイバー エアベルン》
猫のリクルート先であり、ハンデス後の展開に必要になるため3枚です。2枚にすると、1枚引いてきてしまった場合に猫のリクルート先がケラス+ベルンになってしまうのが弱いです。

《XX-セイバー ボガーナイト》
初動札になりますが、ベルンを引いてこないと腐ること、自身のシンクロ先制限が想像以上に邪魔だったため1枚だけ採用です。ボガーナイト増やすのであれば天キを増やします。

《レスキューキャット》《ブンボーグ003》
強い展開ができる1枚初動札なので3枚です。

《ブンボーグ001》
アウローラドン展開に必要なので採用です。1枚採用にして003と001を同時に引いてしまう事故と、2枚採用にして手札に来て邪魔だと思った事故を比較して、体感後者のほうが不快だったため1枚採用にしています。

《幻獣機 オライオン》
同じくアウローラドン展開に必要なため採用しています。手札に来てしまった場合のケアと、レイジグラと併せて武力やフォルトロールと併せてサベージになれるので無理なく2枚採用できています。

《鉄獣戦線 フラクトール》
ケラスにもレイジグラにもベルンにもアクセスできるので3投していますが、天キ3でフラクトール2でもいいかもなーって迷ってます。

《鉄獣戦線 ナーベル》
ラクトールからケラスにいくために1枚だけ入れてます。EMポップアップで落としても発動するのが偉い。

《鉄獣戦線 ケラス》
非常に強力なカードですが、2枚目以降が普通に弱いのと、必ずしも触りたいカードではないため1枚です。

《成金ゴブリン》
ノーリスクでドローできるので3枚確定です。ちなみにサベージバロネスVFDで成金2枚までは許容できます。

《EMポップアップ》
レイジグラやエアベルンを墓地に送りながらドローができるという相性の良さを信頼し、2枚目以降が腐ることを考慮しても必ず1枚は引き入れたいので3投しています。稀にハンド多すぎて死ぬ。

《ガトムズの非常招集》
このデッキには先行1ターン目しか存在しないため、実質デメリットなしの2体蘇生カードです。とてもつよいので3枚。

《墓穴の指名者》
これをデッキに入れておくだけで「対話の意思がある」と表明することができます。

採用しなかったカード

《チキンレース》《テラ・フォーミング》
成金ゴブリンと同じくほぼノーリスクでドローできる強カードですが、EMポップアップとの噛み合わせが微妙に悪かったため不採用です。このデッキにおいては手札のカードを墓地に送ることができるポップアップのほうが強いです。

《XXセイバー ダークソウル》
本来であれば優秀なカードですが、このデッキに2ターン目は存在しないため不採用です。

《Xセイバー パロムロ》
非常招集やフォルトロールからアクセスできるLV1チューナーとして採用していましたが、普通に邪魔だったので抜きました。せめて獣戦士だったら。

《ナチュル・ビースト》
EXデッキにゆとりがあれば入れたかったです。ハンデスした段階で相手のデッキが特定できるはずなので、魔法がコアギミックになる相手に対してのカウンターとして優秀だと思います。

総括

強いか弱いかで言えば弱いデッキの分類にはなりますが、一人回しの楽しさという面ではかなりハイティアなデッキだと思います。必要となるパーツもURは基本的に他のシンクロデッキに流用が効くパーツがほとんどで、ガトムズと猫さえクラフトしてしまえば気軽に作れるデッキなのでぜひ作って回して、気持ちよくなってみてください。