ポケモンFrontier面白かったねという話

いやー、終わってしまいましたね。決勝戦もすごい面白かったです。
氷王戦は日程が合わないので参加できないのが非常に残念。第2シーズンを楽しみに待ちつつ、面白かった試合を振り返ってみようというのが主旨。

Frontierってなに? どこが面白いの? という話は以前書いたので省略します。詳細は下記リンクを参照いただくのが一番かと。
公式サイト
pokefro.com
公式Twitter
twitter.com
YouTubeチャンネル
www.youtube.com
ルール詳細
frontier-pk.hatenablog.com

また、3/20、21に開催されるプレイヤー参加型大会 氷王戦については下記リンクを参照のこと。
pokefro.com
スイスドローBO3豪華景品つきの大会なので、腕に覚えのあるトレーナーの方々はぜひとも参加されるとよいのではないでしょうか。私も記念受験してみようかと思ったんですけど、シャニ2ndと丸かぶりなので参加見送りです。

面白さなどについて言及した前回記事
cradily.hatenablog.com

名シーンということでいうと、公式動画のスーパープレイ集を見ておけば間違いないというところではあるんですけど、まあそれは置いといて。
特に印象に残った試合を何試合か振り返ってみたいと思います。
これ以降の内容については各試合のネタバレを含みますので、ご注意ください。なお、決勝については言及しませんので、ぜひYouTubeにてご確認ください。

予選第4試合-4 すのーほるん VS バンビー

話題になっていた試合の一つだと思います。見どころはやはりすのーほるんさんが残りランドロス1匹、バンビーさんが体力ミリのランドロスジバコイルという状況になってからのお互いのプレイングですね。すのーほるんさん側はジバコイル交換に合わせて地震を撃ちたい、バンビーさん側ははランドロス対面でジバコイル交換読み地震のタイミングでランドロスを居座りを決めたいという読み合いの状態になりますが、バンビーさんが残り2匹を有しているため、TODに持ち込んでしまえばバンビーさんが勝ちとなる場面となります。残り3分の表示が出て、いよいよTODが現実的となってきた状況で、すのーほるんさんは焦らず安定択である地震を、バンビーさんはすのーほるんさんが交換読みをしてくる読みで居座りを選び、体力状況が逆転したので逆にすのーほるんさんがTOD勝利を勝ち取ったという一手の後先が勝敗を分けたという高度さ、そしてTODという勝ち筋を考慮できる視野の広さはやはり見ていて感銘を受けましたね。

予選第5試合-3 Haru VS すのーほるん

以前の記事でも言及したので詳細は省きますが、これぞFrontier!といえる魅力に満ちた試合でした。数々の名勝負あれど、Frontierで一番印象に残った試合は? と聞かれたら私はこの試合を挙げると思います。

予選第7試合-4 SR VS きよみず

予選終了時点で無敗の男、きよみずさんの恐ろしさがまざまざと見せつけられた試合でした。
サンダーミラーから始まり、開幕から羽休め連打から入るという丁寧さ。暴風ヒットから混乱を引いても甘えた攻めに転じず、しっかりと相手のサンダーの体力が減っている状態からとんぼ返りでブリザポスを着地させ、珠ダイアイスでレヒレの受けを許さず。そしてダイマターンを消費させるために出てきたサンダーのダイウォールに合わせてタラプミミッキュを着地させてサンダーを処理し、ラス1ナットレイミミッキュがのろいを入れてあとはサンダーで時間稼ぎして勝利というあまりにも完璧なルート。非常に美しい勝ち方でした。レヒレ処理の際にダイアースで特防を上げているので熱風に期待することもできずダイウォールを強制させた上でミミッキュを着地させるという、決して甘えずに相手の勝ち筋を丁寧に摘んでいくという、憧れさえ覚えるような勝ち方でした。この試合を見てからというもの、その週のFrontier参加メンバーにきよみずさんがいるかどうかが楽しみで仕方なくなってしまいました。もうファンです。

予選第10試合-4 サックー VS バンビー

サックーさんの霊獣ボルト+モジャンボが大活躍した試合です。
環境に多いサンダーに対する蓄電ボルトロス、水ウーラオスに対する再生力モジャンボがしっかりと刺さって勝った試合でした。あまり環境で目立つことのなかったモジャンボというポケモンがぶっ刺さっていたので、見ていてすごく面白い試合でした。こういう環境に適したポケモンを適切にピックできるというのもやはり強いトレーナーの証左なのでしょうね。この試合はすでに選出の時点で勝利していたように思えました。
で、これを見たあとに霊獣ボルト+モジャンボのパーティを育てたんですよ。強かったので。確かに強いんですけど自分が使ってみると対して勝てないんですよね。ちゃんと環境についての理解と、有利不利対面を適切に把握しているからこその強さであって、なんとなく使ってみただけだと普通に負けるっていうのがポケモンというゲームの面白さであり難しさですよね。DTCGなんかでもよくある、今の情報社会においてすぐに強い構築を完コピできるけれども、だから簡単に勝てるというわけではないというのがやはり魅力なんだなと。

予選第17試合

いままでは各試合のうちの1マッチについてスポットを当てていましたが、この試合に関してはBO5のマッチ全体として見て面白い試合でした。これぞFrontierというような試合。
今までの予選の試合とは異なり、この週の試合は禁止伝説が1匹採用できる、所謂竜王戦ルールにて開催されました。そのため今までの試合とはだいぶ毛色が異なり、禁止伝説をどうやって通すか、相手の禁止伝説をどう止めるのかというところにフォーカスがあたる試合となっています。
この試合の面白さは、なんといっても全5戦ともが同じ構築同士と対面でありつつ、試合展開が異なっていたというところですね。カントーダイマックス視点では相手の構築に対してゼルネアスが刺さっていたので、ゼルネアスで蹂躙して終わりかと思いきや、悪ウーラオスカバルドンを絡めて処理していく。続く2戦目、カントーダイマックス側の同じ選出に対してシンオウレジェンズ側は先程選出されていなかったマリルリが先発してくる展開に。あんまりマリルリが環境にいるイメージがなかったのですが、水フェアリーという優秀な耐性と、レヒレやアシレとは違い種族値が物理寄りという点で、ジオコントロールを主体に戦うゼルネアスに対して強く出れるという点で刺さっているというのは目からウロコでした。受けきれないのでゼルネアスにダイマックスを強制しつつ、ジオコントロールを積むことが許されなかったゼルネアスを後ろのバドレックスできれいに処理していく非常に美しい流れでした。
ただここからもこの試合の面白いところで、ゼルネアスの処理ルートがあらかた判明したのでカントーダイマックス側はそれを考慮した立ち回りができるようになりました。カントーダイマックスの最後の一人、いろはさんが前2試合の情報を活かし、見事3タテ。結果3-2でカントーダイマックスの優勝となりました。これは前2戦で情報を引き出したチームとしての勝利であり、かついろはさんというプレイヤーの読みや択を通していける個としての強さが活きた、とてもFrontierらしい、面白い試合でした。

まとめ

非常に面白いエンターテインメントプログラムでした。決勝戦の最終戦が終わる際には終わってしまうことへの寂しさを感じてしまう程度には楽しませていただきました。シーズン2早くはじまってほしいですね。チーム構成変わったりするのかな?
数々の名勝負を繰り広げていただいた各トレーナー様方はもちろんのこと、名勝負に華を添えていただいた実況様、そしてこのような素晴らしいプログラムを提供していただいた企画、運営の方々、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。特に私のような非環境プレイヤーにとっては面白さの何割かは実況解説の方々が担っていたのかなと感じています。
氷王戦、シーズン2がさらに盛り上がること、そして願わくばその先のシーズンの開催をお祈りいたしまして、この記事の〆とさせていただきます。
シーズン3からはダイパリメイクかな?